ネットワーク技術者が口頭や書面で技術文書のやり取りをするときには、図に示すような OSI モデルと TCP/IP モデルを使用します。 これにより、ネットワーク技術者はこれらのモデルに基づいてプロトコルおよびアプリケーションの動作を記述できます。
OSI モデルでは、データは、送信元ホストのアプリケーション層で発信されると、階層を順に下っていき、一番下の物理層に達します。そこから通信チャネルを通して宛先ホストまで送られた後、今度は階層を順に上っていき、最終的にアプリケーション層に達します。
アプリケーション層は、OSI モデルでも TCP/IP モデルでも最上位に位置します。 TCP/IP のアプリケーション層には、さまざまなエンドユーザ アプリケーションに固有の機能を提供する複数のプロトコルが含まれます。 TCP/IP のアプリケーション層プロトコルの機能は、OSI モデルの上位 3 層(アプリケーション層、プレゼンテーション層、セッション層)のフレームワークにほぼ対応します。 OSI モデルの第 5、6、7 層は、アプリケーション ソフトウェア開発者やベンダーがネットワークにアクセスする必要のある Web ブラウザなどの製品を開発するための基準として使用されます。