POP(Post Office Protocol)を使用すると、メール サーバからメールを取得できます。 POP を使用すると、メールはサーバからクライアントにダウンロードされ、サーバ上で削除されます。

サーバは、TCP ポート 110 でクライアント接続要求をパッシブに受信することにより、POP サービスを開始します。 クライアントがサービスを使用する必要がある場合、クライアントは要求を送信してサーバとの TCP 接続を確立します。 接続が確立されれば、POP サーバはグリーティングを送信します。 続いてクライアントと POP サーバは、接続が閉じられるか中止されるまで、コマンドと応答を交換します。

電子メール メッセージはクライアントにダウンロードされ、サーバから削除されるため、電子メール メッセージが保持されるサーバは存在しません。 POP はメッセージを格納しないため、中央集中型バックアップ ソリューションを必要とする小規模企業には望ましくありません。

POP3 は ISP にとって好ましいプロトコルで、電子メール サーバの大量のストレージを管理する負担を軽減します。