アプリケーション層は、ヒューマン ネットワークへの通信を管理および提供する基盤プロセスへの直接アクセスを担当します。 この層は、データ ネットワーク上の通信の送信元および宛先として機能します。 アプリケーション層のアプリケーション、サービス、プロトコルにより、ユーザは意味のある有効な方法でデータ ネットワークと対話することが可能となります。
- アプリケーションとは、ユーザが操作するコンピュータ プログラムで、ユーザからの要求に応じてデータ転送プロセスを開始します。
- サービスとは、バックグラウンドで動作するプロセスで、ネットワーク モデルのアプリケーション層と下位層の間に接続を提供します。
- プロトコルとは、特定のデバイス上で実行されるサービスが各種ネットワーク デバイスとの間でデータを確実に送受信できるようにするために、承諾済みルールとプロセスの構造を提供するものです。
クライアント/サーバ関係が確立されている場合、その時点での送信元デバイスと宛先デバイスに基づき、クライアントから、または P2P 構成で動作するデバイス間で、ネットワーク経由でのデータ配信をサーバに要求できます。 関係を確立および使用するためのプロトコル仕様に従って、各エンド デバイスのアプリケーション層のサービス間でメッセージが交換されます。
HTTP などのプロトコルは、エンド デバイスへの Web ページの配信などをサポートします。 SMTP および POP は、電子メールの送受信をサポートします。 SMB および FTP は、ファイル共有を可能にします。 P2P アプリケーションは、ユーザが分散方式でメディアをシームレスに簡単に共有できるようにします。 DNS は、ネットワーク リソースを参照するために使用される人が読める名前を、ネットワークで使用される数字アドレスに解決します。 クラウドは、データおよびアプリケーションを保存して、ユーザが多くのローカル リソースを必要とせず、ユーザが任意の場所の異なるデバイスのコンテンツにシームレスにアクセスできるようにする、リモート アップストリームの場所です。
これらの要素はすべてアプリケーション層で連携します。 アプリケーション層でインターネットを利用した仕事や娯楽が楽しめます。