図 1 の show cdp neighbors コマンドの出力を、図 2 のトポロジと合わせて確認してください。 R2 と、R3 のファスト イーサネット インターフェイスに接続されているスイッチに関する詳細情報が R3 によって収集されていることがわかります。

CDP は、データ リンク層で動作するシスコ独自のプロトコルです。 CDP はデータ リンク層で動作するため、さまざまなネットワーク層プロトコルをサポートするルータなどの複数のシスコ ネットワーク デバイスは、レイヤ 3 接続がなくても、互いに学習し合うことができます。

シスコ デバイスを起動すると、デフォルトで CDP の実行が開始されます。 CDP は、レイヤ 3 のどのプロトコルまたはスイートが実行されているかに関係なく、CDP を実行している隣接するシスコ デバイスを自動的に検出します。 CDP は、直接接続されている CDP ネイバーと、ハードウェアおよびソフトウェアのデバイス情報を交換します。

CDP は、各 CDP ネイバー デバイスに関する次の情報を提供します。

show cdp neighbors detail コマンドは、ネイバー デバイスの IP アドレスを明らかにします。 CDP は、ネイバーの接続を確認することができるかどうかにかかわらず、ネイバーの IP アドレスを明らかにします。 このコマンドは、2 台のシスコ ルータが共有データ リンクを介したルーティングを行えない場合に非常に役立ちます。 show cdp neighbors detail コマンドは、CDP ネイバーの 1 つに IP 設定のエラーがあるかどうかの確認に役立ちます。

ネットワーク検出の状況では、CDP ネイバーの IP アドレスさえわかっていれば、そのデバイスに Telnet で接続できます。

CDP がセキュリティ リスクになる可能性があることは明らかです。 一部の IOS バージョンはデフォルトで CDP アドバタイズメントを送信するため、CDP を無効にする方法を知っておくことが重要です。

CDP をグローバルで無効にするには、グローバル コンフィギュレーション コマンド no cdp run を使用します。 CDP をあるインターフェイスで無効にするには、インターフェイス コマンド no cdp enable を使用します。