Linksys 無線ルータは、家庭用ネットワークや小規模企業ネットワークで使用される一般的なデバイスであり、このコースでは統合ルータの基本的な設定を示すために使用します。 標準的な Linksys デバイスは、無線アクセス ポイントとして機能するほか、有線接続用に 4 個のイーサネット ポートも備えています。 また、Linksys デバイスは、DHCP サーバや、Web ベースのグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)をサポートするミニ Web サーバとしても機能します。

Linksys ルータの利用と設定

最初にこのルータにアクセスするには、ルータの LAN イーサネット ポートの 1 つをケーブルでコンピュータに接続します(図を参照)。 ケーブルの配線が終わると、接続デバイスは自動的に IP アドレス情報(デフォルト ゲートウェイのアドレスなど)を統合ルータから取得します。 デフォルト ゲートウェイのアドレスは Linksys デバイスの IP アドレスです。 ipconfig /all コマンドを使用してコンピュータ ネットワークの設定をチェックし、このアドレスが取得されていることを確認します。 これで、その IP アドレスを コンピュータの Web ブラウザに入力すると、Web ベースの設定用 GUI にアクセスできます。

Linksys デバイスには、スイッチングおよび基本的なルーティング サービスを有効にするデフォルト設定があります。 また、デフォルトでは DHCP サーバとして設定されています。 デフォルトのユーザ名とパスワードの変更、デフォルトの Linksys IP アドレスやデフォルトの DHCP IP アドレス範囲の変更など、基本的な設定タスクは、稼働中のネットワークに AP を接続する前に行う必要があります。