無線接続を有効にするには、無線モード、SSID、RF チャネル、および希望するセキュリティ暗号化メカニズムを設定する必要があります。

まず、適切な無線モードを選択します(図を参照)。 このモード、つまり無線規格を選択する際には、各モードに一定量のオーバーヘッドが含まれています。 ネットワーク上のすべてのデバイスが同じ規格を使用している場合、その規格に関連付けられたモードを選択すると、発生するオーバーヘッドの量が抑えられます。 また、規格の異なるデバイスの接続を許可しないことで、セキュリティを向上できます。 ただし、異なる規格を使用しているデバイスがネットワークにアクセスする必要がある場合は、混合モードを選択する必要があります。 その場合、ネットワーク パフォーマンスは、すべてのモードをサポートするというオーバーヘッドが加わるので低下します。

次に、SSID を設定します。 無線 LAN に参加しようとするすべてのデバイスは、同じ SSID を使用する必要があります。 セキュリティ上の理由から、デフォルトの SSID は変更する必要があります。 クライアントが無線 LAN を簡単に検出できるように、デフォルトでは SSID がブロードキャストされます。 SSID のブロードキャスト機能は、無効にできます。 SSID をブロードキャストしない場合は、無線クライアントでこの値を手動で設定する必要があります。

統合ルータで使用する RF チャネルの選択は、その周囲にある他の無線ネットワークを考慮して行う必要があります。

隣接する無線ネットワークでは、スループットを最適化するために、重複しないチャネルを使用する必要があります。 現在、ほとんどのアクセス ポイントには、最も空いているチャネルをルータが自動検索できるオプションが用意されています。

最後に、適切な暗号化方式を選択し、キーまたはパスフレーズを入力します。