Telnet

Telnet は、仮想インターフェイスを通じてネットワーク経由でリモートからデバイスの CLI セッションを確立するための方法です。 コンソール接続とは異なり、Telnet セッションでは、デバイス上にアクティブなネットワーク サービスがあることが必要です。 ネットワーク デバイスには、IPv4 アドレスなどのインターネット アドレスが設定されたアクティブなインターフェイスが 1 つ以上必要です。 Cisco IOS デバイスには、Telnet クライアントからコンフィギュレーション コマンドを入力できるようにする Telnet サーバ プロセスがあります。 Cisco IOS デバイスには、Telnet サーバ プロセスのサポートに加えて、Telnet クライアントもあります。 これにより、ネットワーク管理者はシスコ デバイス CLI から Telnet サーバ プロセスをサポートする他のデバイスに Telnet で接続できます。

SSH

Secure Shell(SSH)プロトコルは、Telnet と同じようなリモート ログインを提供しますが、よりセキュアなネットワーク サービスを使用します。 SSH は、Telnet より強力なパスワード認証を提供し、セッション データの転送時に暗号化を使用します。 これにより、ユーザ ID、パスワード、および管理セッションの詳細の機密性が保たれます。 ベスト プラクティスとして、できる限り Telnet ではなく SSH を使用してください。

Cisco IOS のほとんどのバージョンに SSH サーバが含まれています。 デバイスによっては、このサービスがデフォルトで有効になっているものがあります。 その他のデバイスでは、SSH サーバを手動で有効にする必要があります。 IOS デバイスは、他のデバイスとの SSH セッションの確立に使用できる SSH クライアントも備えています。

AUX

リモートから CLI セッションを確立する従来の方法として、ルータの補助(AUX)ポートに接続されたモデムを使用する電話ダイヤルアップ接続があります。図で強調されているのがこのポートです。 AUX を使用する方法は、コンソール接続と同様にアウトオブバンド接続であり、デバイス上でネットワーク サービスを設定したり利用できるようにしたりする必要がありません。 ネットワーク サービスに障害が発生しても、リモートの管理者が電話回線を介してスイッチまたはルータにアクセスできる可能性があります。

AUX ポートは、ターミナル エミュレーション プログラムを実行しているコンピュータに直接接続して、コンソール ポートのようにローカルに使用することもできます。 ただし、トラブルシューティングには AUX ポートよりもコンソール ポートを使用する方が望ましいでしょう。コンソール ポートでは、デフォルトで起動、デバッグ、およびエラーのメッセージが表示されるからです。

:Cisco Catalyst スイッチは補助接続をサポートしていません。