IOS では、次の機能を使用できます。

コンテキスト対応ヘルプ

コンテキスト対応ヘルプは、その時点のモードのコンテキストに応じて、コマンドとそれに関連する引数のリストを表示します。 コンテキスト対応ヘルプにアクセスするには、プロンプトが表示された際に疑問符(?)を入力します。 すぐに応答が返されます。Enter キーを使用する必要はありません。

コンテキスト対応ヘルプの利用法の 1 つは、使用可能なコマンドのリストを表示することです。 コマンドの名前がわからない場合や、IOS が特定のモードで特定のコマンドをサポートするかを調べたい場合に、このリストを利用します。

たとえば、ユーザの EXEC レベルで使用できるコマンドのリストを表示するには、Switch> プロンプトに対して疑問符(?)を入力します。

コンテキスト対応ヘルプのもう 1 つの利用法は、特定の文字列で始まるコマンドやキーワードのリストを表示することです。 文字列を入力してから、スペースを入力せずに続けて疑問符を入力すると、入力した文字列で始まる、そのコンテキストでのコマンドやキーワードのリストが表示されます。

たとえば、sh? と入力すると、 sh という文字列で始まるコマンドのリストが表示されます。

コンテキスト対応ヘルプの種類の最後は、特定のコマンドに適合するオプション、キーワード、引数を調べることです。 コマンドを入力するときに、スペースを入力してから ? を入力すると、 次に入力できるものや入力すべきものがわかります。

図に示すように、clock set 19:50:00 というコマンドを入力してから ? を入力すると、 このコマンドで使用できる追加のオプションやキーワードがわかります。