前述したように、シスコ スイッチとシスコ ルータには多くの類似点があります。 これらは同じようなモーダル OS と同じようなコマンド構造をサポートしており、また多くの同じコマンドをサポートしています。 また、どちらのデバイスでも、ネットワークに実装するときに行う初期設定の手順は同じです。

ただし、Cisco IOS スイッチはネットワークで設定できる最もシンプルなデバイスの 1 つです。 なぜなら、事前に設定を行わなくてもデバイスが機能するからです。 最も基本的な場合、スイッチは設定なしで接続できますが、それでも接続されたデバイス間でデータを交換します。

スイッチは、小規模ネットワークの作成に使用される基本的なデバイスの 1 つでもあります。 スイッチに 2 台の PC を接続すると、それらの PC は即座に相互接続されます。

こうした理由により、この章の残りの部分では、初期設定で設定されたスイッチによって接続された 2 つの PC から成る小規模なネットワークに焦点を合わせます。 初期設定には、スイッチの名前の設定、デバイス設定へのアクセスの制限、バナー メッセージの設定、および設定の保存が含まれます。