テキスト キャプチャによるバックアップ コンフィギュレーション
実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存することに加え、コンフィギュレーション ファイルをテキスト ドキュメントに保存およびアーカイブすることもできます。 この手順により、コンフィギュレーション ファイルのワーキング コピーを編集や後で再利用するために使用できるようになります。
図 1 では、Tera Term を使用して、コンフィギュレーション ファイルをテキスト ドキュメントに保存およびアーカイブできます。
この手順は次のとおりです。
- [File] メニューの [Log] をクリックします。
- 場所を選択します。 テキストのキャプチャが開始されます。
- キャプチャが開始されたら、特権 EXEC プロンプトで show running-config または show startup-config コマンドを実行します。 ターミナル ウィンドウに表示されたテキストが選択したファイルに入れられます。
- キャプチャが完了したら、[Tera Term: Log] ウィンドウの [Close] を選択します。
- 出力をよく見て、破損していないことを確認します。
図 2 を見ると、HyperTerminal を使用してファイルをテキスト ドキュメントに保存およびアーカイブする方法がわかります。
テキスト コンフィギュレーションの復元
コンフィギュレーション ファイルは、ストレージからデバイスにコピーできます。 端末にコピーした場合、IOS は、コンフィギュレーション テキストの各行をコマンドとして実行します。 ファイルをコピーする前に、おそらく編集する必要があるでしょう。 暗号化されたパスワードをプレーン テキストに変更し、パスワードの暗号化を指定するパラメータ(5 番または 7 番)を削除するのが望ましいでしょう。 「--More--」や IOS メッセージなどの非コマンド テキストは削除する必要があります。 この操作については実習で説明します。
さらに、CLI で、コピーされたテキスト ファイルからコマンドを受け取るようにデバイスをグローバル コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。
Tera Term を使用している場合は、次の手順を実行します。
- 非コマンドと保存を排除するテキストを編集します。
- [File] メニューの [Send file] をクリックします。
- デバイスにコピーするファイルを見つけ、[Open] をクリックします。
- デバイスにファイルが貼り付けられます。
ファイル内のテキストは CLI コマンドとして適用され、デバイスの実行コンフィギュレーションになります。 これは手入力でデバイスを設定するための便利な方法です。