メッセージの符号化
メッセージを送信するには、初期の段階でメッセージを符号化する必要があります。 符号化とは、受け入れ可能な別の送信形式に変換するプロセスです。 デコードとは、送信された情報を解釈できるように、符号化のプロセスを逆に辿ることです。
たとえば、図 1 を見てください。ここでは、休日に友人と行く旅行の行き先について電話で話し合っています。 送信者は、まず、メッセージを伝えるために、目的地に関する自分の考えや知覚情報を言葉に変換(符号化)します。 それらの言葉が受話器に向かって発声されることにより、メッセージが伝達されます。 電話の向こう側で説明を聞いている知人は、音声を聞き取りながらメッセージを解釈(デコード)し、送信者が説明している夕焼けのイメージを頭の中に描きます。
符号化は、コンピュータの通信でも行われます。図 2 を見てください。 ホスト間の符号化は、媒体に適した形式で行う必要があります。 ネットワーク経由で送信されるメッセージは、まず送信側ホストでビットに変換されます。 それぞれのビットは、ネットワーク メディアの種類に応じて、音声、光波、または電気インパルスのパターンに符号化されます。 宛先ホストは、メッセージを解釈するために、これらの信号を受信してデコードします。