ネットワーク規格には、他のいくつかの標準化団体が関係しています。 そのうち、いくつかの一般的な標準化団体を示します。
- EIA - Electronic Industries Alliance(電子工業会)は、以前は Electronics Industries Association と呼ばれていました。この団体は、国際標準化団体とエレクトロニクス分野の業界団体を兼務します。 EIA は、ネットワーク機器の設置に使用する電気配線、コネクタ、および 19 インチ ラックに関連する規格で最もよく知られています。
- TIA - Telecommunications Industry Association(電気通信工業会)は、無線機器、セルラー タワー、Voice over IP(VoIP)デバイス、衛星通信など、多くのさまざまな分野の通信規格を策定しています。 多数の規格が EIA と共同で作成されています。
- ITU-T - International Telecommunications Union Telecommunications Standardization Sector(国際電気通信連合電気通信標準化部門)は、最も古い歴史を持つ通信分野最大の標準化団体です。 ITU-T は、ビデオ圧縮や Internet Protocol Television(IPTV; インターネット プロトコル テレビジョン)用の規格、Digital Subscriber Line(DSL; デジタル加入者回線)などのブロードバンド通信用の規格を定義しています。 たとえば、外国に電話をかけると、接続を確立するのに ITU 国コードが使用されます。
- ICANN - Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(アイキャン)は、米国に拠点を置く非営利団体で、IP アドレスの割り当て、DNS で使用されるドメイン名の管理、TCP および UDP プロトコルで使用されるプロトコル ID またはポート番号の調整を担当します。 ICANN はポリシーを作成し、その割り当てについて全責任を負います。
- IANA - Internet Assigned Numbers Authority(インターネット割り当て番号局)は、IP アドレスの割り当て、ドメイン名の管理、およびプロトコル ID を担当する ICANN の部門です。
ネットワークで使用される規格を策定している各団体について知っておくと、これらの規格がどのようにしてオープンでベンダーに依存しないインターネットを形成しているのかをより深く理解することができ、各団体が策定している新しい規格を習得するのにも有効です。