OSI 上位層のプロトコルと運用は、ソフトウェア エンジニアおよびコンピュータ科学者が設計したソフトウェアで実行されます。 たとえば、図 1 に示すように、TCP/IP スイートのサービスおよびプロトコルは Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)によって RFC で定義されています。

物理層は、エンジニアによって開発される電子回路、メディア、およびコネクタで構成されます。 したがって、このハードウェアを管理する規格は、関連する電気および通信のエンジニアリング組織によって定義されるのが妥当です。

物理層規格の策定と維持には、さまざまな国際組織や国内組織、規制管理組織、および民間企業が関与しています。 たとえば、物理層のハードウェア、メディア、符号化、およびシグナリングの規格は、次の組織によって定義および管理されています。

これらに加えて、CSA(Canadian Standards Association; カナダ規格協会)、CENELEC(European Committee for Electrotechnical Standardization; 欧州電気標準化委員会)、および JSA/JIS(Japanese Standards Association; 日本規格協会)のように、地域にケーブル配線の標準化団体が存在し、その地域の仕様を開発していることも少なくありません。

図 2 は、主要な貢献者と、それらに関連する物理層の規格の一部を示しています。