スループットは、一定の時間にメディア間で転送されるビット数です。

多くの要因により、スループットは通常、物理層の実装で指定された帯域幅と一致しません。 次のような多くの要因がスループットに影響します。

遅延とは、あるポイントから別のポイントへとデータが移動する際に発生する遅れの時間を意味します。

複数のセグメントを含む中間ネットワークまたはネットワークにおいて、スループットは送信元から宛先までのパスの最も低速なリンクより速くはなりません。 すべてまたはほとんどのセグメントに高帯域幅がある場合でも、スループットの低いパスの 1 つのセグメントのみを通過するため、ネットワーク全体のスループットにボトルネックが生じます。

インターネット接続のスループットを明らかにするために、さまざまなオンライン速度テストが作成されています。 図は、速度テストの結果の例を示しています。

注：使用可能なデータの転送率を測定する第三の方法として、グッドプット（goodput）があります。 グッドプットとは、一定の時間に転送される使用可能なデータの量です。 スループットから、セッションの確立、確認応答、およびカプセル化のためのトラフィック オーバーヘッドを引いたものが、グッドプットとなります。