ネットワーク メディアとして使用する場合、シールドなしツイストペア(UTP)ケーブルは色分けされた 4 ペアのワイヤで構成されています。これらは一緒により合わされ、柔軟なプラスチック製の被覆で覆われています。 ネットワーク UTP ケーブルには、22 または 24 ゲージの銅線が 4 ペアあります。 UTP ケーブルの外部径は約 0.43 cm(0.17 インチ)で、このようにサイズが小さいことが設置の際には有利に働きます。
UTP ケーブルは、EMI および RFI の影響への対策としてシールドを使用しません。 その代わりに、次の方法でクロストークの悪影響を制限する設計が採用されています。
- キャンセレーション:現在の設計では、回線内のワイヤがペアにされています。 電気回路内の 2 本のワイヤを近くに配置すると、それらの磁場は互いに正反対になります。 その結果、2 つの磁場が互いに打ち消し合い、外部の EMI および RFI 信号も打ち消します。
- ワイヤ ペアごとのツイスト数(よりの回数)を変更:ペアにした回線ワイヤのキャンセレーション効果をさらに高めるために、ケーブル内の各ワイヤ ペアのツイスト数に変化を持たせています。 UTP ケーブルは、1 m(3.28 フィート)あたりのツイスト数を管理する正確な仕様を満たしている必要があります。 図のオレンジ/オレンジと白のペアのツイスト数が、青/白と青のペアよりも少ないことに注目してください。 各色のペアは、それぞれ異なる回数ツイストされています。
UTP ケーブルでは、もっぱらツイストされたワイヤ ペアによって生じるキャンセレーション効果によって、信号の劣化を制限し、ネットワーク メディア内のワイヤ ペアの自己遮へいを効果的に実現しています。