TCP/IP ネットワーク アクセス層は OSI と同等です。

図に示すように、データ リンク層は物理ネットワーク メディア上でのノード間のフレーム交換を担います。 データ リンク層により、上位層はメディアにアクセスできるようになります。また、データ リンク層は、メディアへのデータの配置および受信方法を制御します。

:共通のメディアに接続されたネットワーク デバイスのレイヤ 2 表記は、ノードと呼ばれます。

具体的には、データ リンク層は次の 2 つの基本的なサービスを実行します。

データ リンク層は、上位層の通信プロセスからパケットが転送されるときに生じるメディア遷移を効率的に分割します。 データ リンク層は上位層プロトコル(この場合は IPv4 または IPv6)からパケットを受け取り、上位層プロトコルにパケットを転送します。 この上位層プロトコルが通信に使用するメディアを認識する必要はありません。

:この章でメディアと言う場合、音声、アニメーション、テレビ、ビデオなどのデジタル コンテンツやマルチメディアを意味するものではありません。 メディアとは、銅線ケーブルや光ファイバのような、データ信号を実際に伝送する素材を指します。