データ リンク層は、パケットにヘッダーとトレーラを付けてカプセル化してフレームを作成することで、ローカル メディアでパケットを伝送できるように準備します。 フレームの記述は、各データ リンク層プロトコルの重要な要素です。
データ リンク層プロトコルは、プロトコルが機能するための制御情報を必要とします。 制御情報は通常、次の問いに答えます。
- どのノードが互いに通信しているか。
- 個々のノード間の通信がいつ開始し、いつ終了するか。
- ノードが通信する間、どのエラーが発生したか。
- どのノードが次に通信するか。
このコースで説明した他の PDU とは異なり、データ リンク層のフレームには次の要素が含まれます。
- ヘッダー:アドレス指定などの制御情報が含まれ、PDU の最初に配置されます。
- データ:IP ヘッダー、トランスポート層ヘッダー、およびアプリケーション データが含まれます。
- トレーラ:PDU の最後に追加されるエラー検出のための制御情報が含まれます。
これらのフレームの要素を図に示します。各要素については、後で詳しく説明します。