TCP/IP スイートの上位層プロトコルとは異なり、データ リンク層プロトコルは通常、RFC(Request For Comments)で定義されていません。 Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)が上位層の TCP/IP プロトコルの機能のプロトコルおよびサービスを維持していますが、IETF はそのモデルのネットワーク アクセス層の機能と動作を定義しません。
具体的には、データ リンク層のサービスと仕様は、そのプロトコルが適用されるさまざまなテクノロジーとメディアに応じて複数の規格によって定義されます。 これらの規格のいくつかは、レイヤ 2 とレイヤ 1 の両方のサービスを統合しています。
データ リンク層の機能のプロトコルとサービスは次によって記述されています。
- パブリックおよびオープンなスタンダードとプロトコルを設定するエンジニアリング組織。
- テクノロジーの新しい進歩や市場機会を活用するために独自のプロトコルを設定して使用する通信会社。
データ リンク層に適用するオープンなスタンダードとプロトコルを定義するエンジニアリング組織は次のとおりです。
- Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE; 米国電気電子学会)
- International Telecommunication Union(ITU; 国際電気通信連合)
- International Organization for Standardization (ISO; 国際標準化機構)
- American National Standards Institute(ANSI; 米国規格協会)
図の表は、さまざまな標準化団体およびそれらの重要なデータ リンク層プロトコルの一部を示しています。