フレーム ヘッダーには、使用される特定の論理トポロジおよびメディア用のデータ リンク層プロトコルによって指定された制御情報が含まれます。
フレーム制御情報は、各プロトコル タイプに固有のものです。 通信環境に必要な機能を提供するために、レイヤ 2 プロトコルによって使用されます。
図は、イーサネット フレーム ヘッダー フィールドを示しています。
- 開始フレーム フィールド:フレームの開始を示します。
- 送信元と宛先アドレス フィールド:メディア上の送信元と宛先ノードを示します。
- タイプ フィールド:フレームに含まれる上位層のサービスを示します。
異なるデータ リンク層のプロトコルは、前述のものとは異なるフィールドを使用する場合があります。 たとえば、その他のレイヤ 2 プロトコルのヘッダー フレーム フィールドには次の要素が含まれる場合があります。
- 優先順位/QoS(Quality of Service) フィールド:処理の通信サービスの特定のタイプを示します。
- 論理接続制御フィールド:ノード間の論理接続を確立するために使用されます。
- 物理リンク制御フィールド:メディア リンクを確立するために使用されます。
- フロー制御フィールド:メディア上のトラフィックを開始および停止するために使用されます。
- 輻輳制御フィールド:メディアの輻輳を示します。
データ リンク層プロトコルの目的と機能は特定のトポロジおよびメディアに関連しているため、そのフレーム構造について詳しく理解するには各プロトコルを考察する必要があります。 このコースでプロトコルを扱いながら、フレーム構造についてより詳しく説明します。