各デバイスでは、ARP キャッシュ タイマーによって、一定時間使用されていない ARP エントリが削除されます。 この時間は、デバイスやそのオペレーティング システムによって異なります。 たとえば、一部の Windows オペレーティング システムでは ARP キャッシュ エントリを 2 分間保存します。 この時間内に再び使用されたエントリは、削除されるまでの時間が 10 分に延長されます。
また、コマンドを使用して ARP テーブルのすべてまたは一部のエントリを手動で削除することもできます。 エントリの削除後、ARP テーブルにマップを入力するには、ARP 要求を送信して ARP 応答を受け取るという処理を再び行う必要があります。
各デバイスには ARP キャッシュの内容を削除するオペレーティング システム固有のコマンドがあります。 いずれにしても、これらのコマンドによって ARP の実行が開始されることはありません。 単に ARP テーブルのエントリを削除するだけです。 ARP サービスは、IPv4 プロトコルと統合されており、デバイスによって実装されています。 その動作は、上位レイヤのアプリケーションとユーザの両方に対して透過的です。
図に示すように、ARP テーブル エントリはときどき削除する必要があります。