さまざまなスイッチ フォーム ファクタに加えて、レイヤ 2 LAN スイッチとレイヤ 3 スイッチとの間で選択が必要になる可能性もあります。
レイヤ 2 LAN スイッチは、OSI データ リンク層(レイヤ 2)の MAC アドレスにのみ基づいてスイッチングとフィルタリングを実行し、独立した IP サブネットワーク間でのデータの受け渡しについてはルータに依存していることを思い出してください(図 1 を参照)。
図 2 に示すように、レイヤ 3 スイッチ(Catalyst 3560 など)はレイヤ 2 スイッチ(Catalyst 2960 など)と同じように機能しますが、レイヤ 2 の MAC アドレス情報だけを転送に関する決定に使用するのではなく、レイヤ 3 スイッチでは IP アドレス情報も使用できます。 どの MAC アドレスがポートのそれぞれに関連付けられているかを学習するだけでなく、レイヤ 3 スイッチでは、どの IP アドレスがインターフェイスに関連付けられているかも学習できます。 これにより、レイヤ 3 スイッチは IP アドレス情報に基づいてトラフィックをネットワーク全体に誘導することも可能です。
また、レイヤ 3 ルーティング機能は、レイヤ 3 スイッチも実行できるため、必ずしも LAN に専用ルータは必要ありません。 レイヤ 3 スイッチは特殊なスイッチング ハードウェアを備えているため、通常は、データをスイッチする場合と同じだけ迅速にデータをルーティングできます。