デフォルト ゲートウェイは、ローカル ネットワークからリモート ネットワークのデバイスにトラフィックをルーティングするデバイスです。 家庭や小規模企業の環境では、インターネットにローカル ネットワークを接続するためにデフォルト ゲートウェイがよく使用されます。

ホストが別の IP ネットワークのデバイスにパケットを送信する場合、ホストは中継装置経由でデフォルト ゲートウェイにパケットを転送する必要があります。 なぜなら、ホスト デバイスはローカル ネットワークを越えてリモート宛先に到達するためのルーティング情報を持っていないためです。 デフォルト ゲートウェイはこの情報を持っています。 デフォルト ゲートウェイ(通常はルータ)は、ルーティング テーブルを保持します。 ルーティング テーブルは RAM のデータ ファイルであり、直接接続されたネットワークに関するルート情報、およびデバイスが学習したリモート ネットワークのエントリを格納するために使用されます。 ルータはルーティング テーブルの情報を使用して、宛先に到達するためのベスト パスを決定します。

それでは、ホストはどのようにしてパケットをデフォルト ゲートウェイに転送するかどうかを追跡するのでしょうか。 ホストは、ネットワーク層のパケットが正しい宛先ネットワークに確実に転送されるように、独自のローカル ルーティング テーブルを保持する必要があります。 ホストのローカル テーブルには、通常、次のものが含まれます。

デフォルト ルートしたがってデフォルト ゲートウェイは、ホストがパケットをリモート ネットワークに転送する必要がある場合にのみ使用されることに注意することが重要です。 ローカル ネットワーク上のデバイスに対してだけパケットを送信する場合は、デフォルト ルートは必要なく、設定する必要さえありません。

たとえば、ネットワーク プリンタ/スキャナについて考えてみます。 ネットワーク プリンタに IP アドレスとサブネット マスクが設定されている場合、ローカル ホストはプリンタにドキュメントを送信して印刷できます。 さらに、プリンタはスキャンされたドキュメントを任意のローカル ホストに転送できます。 プリンタがローカルでのみ使用されている場合は、デフォルト ゲートウェイ アドレスは必要ありません。 実際、プリンタにデフォルト ゲートウェイ アドレスを設定しないことによって、効果的にインターネット アクセスを禁止でき、セキュリティに関して賢明な選択です。 インターネットにアクセスできなければ、セキュリティ リスクはありません。 プリンタなどのデバイスはインターネット経由で自動更新を実行する機能を備えている場合がありますが、PC などの安全なローカル ホストからローカル アップロードで同じ更新を実現する方が通常は簡単で安全です。