アクティブなルータ インターフェイスに IP アドレスとサブネット マスクが設定されると、2 つのルーティング テーブル エントリが自動的に作成されます。 図では、直接接続されたネットワーク 192.168.10.0 に対する R1 のルーティング テーブル エントリが示されています。 これらのエントリは、GigabitEthernet 0/0 インターフェイスが設定されてアクティブ化されたときに、ルーティング テーブルに自動的に追加されました。 エントリには次の情報が含まれます。
ルート ソース
ルート ソースには図では「A」というラベルが付いています。 これは、ルートが学習された方法を示します。 直接接続されたインターフェイスには 2 つのルート ソース コードがあります。
- C:直接接続されたネットワークを示します。 インターフェイスに IP アドレスを設定して有効化すると、直接接続されたネットワークが自動的に作成されます。
- L:それがリンク ローカル ルートであることを示します。 インターフェイスに IP アドレスを設定して有効化すると、リンク ローカル ルートが自動的に作成されます。
宛先ネットワーク
宛先ネットワークには図では「B」というラベルが付いています。 リモート ネットワークのアドレスを示しています。
発信インターフェイス
発信インターフェイスには図では「C」というラベルが付いています。 宛先ネットワークにパケットを転送するときに使用する出力インターフェイスを示します。
注:IOS リリース 15 より前は、リンク ローカル ルーティング テーブル エントリはルーティング テーブルに表示されませんでした。
通常、ルータには複数のインターフェイスが設定されています。 ルーティング テーブルには、直接接続されたルートとリモート ルートの両方の情報が保存されます。 直接接続されたネットワークと同じように、ルート ソースはルートがどのように学習されたかを示します。 たとえば、リモート ネットワークの共通コードは次のとおりです。
- S:特定のネットワークに到達するためにルートが管理者によって手動で作成されたことを示します。 これはスタティック ルートと呼ばれます。
- D:ルートが Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)を使用して別のルータから動的に学習されたことを示します。
- O:ルートが Open Shortest Path First(OSPF)ルーティング プロトコルを使用して別のルータから動的に学習されたことを示します。
注:他のコードについてはこの章では説明しません。