ネクスト ホップは、次にパケットを処理するデバイスのアドレスです。 ネットワーク上のホストの場合、デフォルト ゲートウェイ(ルータ インターフェイス)のアドレスは、別のネットワークに送信する必要があるすべてのパケットのネクスト ホップです。 ルータのルーティング テーブルでは、リモートネットワークへの各ルートでネクスト ホップがリストされます。

リモート ネットワーク宛てのパケットがルータに到着すると、ルータは宛先ネットワークをルーティング テーブルのルートを照合します。 一致するものが見つかった場合、ルータはルート エントリで示されているインターフェイスを使用して、ネクスト ホップの IP アドレスにパケットを転送します。

ネクスト ホップ ルータは、リモート ネットワークへのゲートウェイです。

たとえば、図では、R1 に到着した 10.1.1.0 または 10.1.2.0 ネットワーク宛てのパケットは、Serial 0/0/0 インターフェイスを使用してネクスト ホップ アドレス 209.165.200.226 に転送されます。

ルータに直接接続されたネットワークの場合は、ルータは指定されているインターフェイスを使用してこれらのネットワークのホストにパケットを直接転送できるため、ネクスト ホップ アドレスはありません。

ルーティング テーブルに宛先ネットワークへのルートがない場合、ルータはパケットを転送できません。 宛先ネットワークを表すルートがルーティング テーブルにない場合、パケットはドロップされます(つまり、転送されません)。

ただし、ホストがデフォルト ゲートウェイを使用して不明の宛先にパケットを転送できるのと同じように、ルータもデフォルト スタティック ルートを使用してラスト リゾート ゲートウェイを作成するように設定できます。 ラスト リゾート ゲートウェイについては、CCNA のルーティング コースで詳しく説明します。