シスコ スイッチと同様に、シスコ ルータの CLI 環境には複数の方法でアクセスできます。 最も一般的な方法は次のとおりです。
- コンソール:シスコ デバイスへの直接接続のアウトオブバンド管理アクセスを提供するには、低速シリアル接続または USB 接続を使用します。
- Telnet または SSH:アクティブなネットワーク インターフェイスを介して CLI セッションにリモート アクセスするための 2 種類の方法です。
- AUX ポート:ダイヤルアップ電話回線およびモデムを使用するルータのリモート管理に使用します。
コンソールおよび AUX ポートはルータ上にあります。
これらのポートに加えて、ルータには IP パケットを受信して転送するためのネットワーク インターフェイスがあります。 ルータには、複数のネットワークへの接続に使用される複数のインターフェイスがあります。 通常、インターフェイスはさまざまなタイプのネットワークに接続します。つまり、異なる種類のメディアおよびコネクタが必要です。
ルータのすべてのインターフェイスは、異なる IP ネットワークのメンバーまたはホストです。 各インターフェイスには、異なるネットワークの IP アドレスおよびサブネット マスクを設定する必要があります。 Cisco IOS では、同じルータ上の 2 つのアクティブなインターフェイスが同じネットワークに属することはできません。
ルータ インターフェイスは 2 種類のカテゴリにグループ化できます。
- イーサネット LAN インターフェイス:コンピュータやスイッチなど、LAN デバイスで終端するケーブルの接続に使用されます。 このインターフェイスは、ルータの相互接続にも使用できます。 イーサネット インターフェイスの命名規則には、古いイーサネット、FastEthernet、ギガビット イーサネットなど、よく使われるものがいくつかあります。 使用される名前は、デバイスのタイプとモデルに依存します。
- シリアル WAN インターフェイス:通常は大きい地理的距離にある外部ネットワークにルータを接続するために使用されます。 LAN インターフェイスと同様に、各シリアル WAN インターフェイスには固有の IP アドレスとサブネット マスクがあり、インターフェイスを特定のネットワークのメンバーとして識別します。
図に、ルータの LAN インターフェイスとシリアル インターフェイスを示します。