シスコ ルータとシスコ スイッチには多くの類似点があります。 どちらも同様のモーダル OS をサポートし、似たコマンド構造をサポートし、多くの同じコマンドをサポートします。 また、どちらのデバイスでも、ネットワークに実装するときに行う初期設定の手順は同じです。
スイッチの設定と同様に、ルータの初期設定では次の手順を実行する必要があります。
1. hostname グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してデバイス名を割り当てます。 (図 1)
2. パスワードを設定します。 (図 2)
- enable secret コマンドを使用して特権 EXEC モードのアクセスを保護します。
- コンソール ポートで login コマンドを使用して EXEC モードのアクセスを保護し、password コマンドを使用してパスワードを設定します。
- 仮想テレタイプ(VTY)ポートを除く仮想アクセスを、EXEC アクセス モードの保護と同様に保護する。
- service password-encryption グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、コンフィギュレーション ファイルでパスワードがプレーン テキストとして表示されるのを防ぎます。
3. banner motd グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、法的告知を提供します(motd は message of the day の略、つまりログイン時のメッセージ)。 (図 3)
4. copy run start コマンドを使用して設定を保存します。 (図 4)
5. show run コマンドを使用して設定を確認します。
図 5 は、これらの設定手順を試すことができる構文チェック プログラムです。