IPv6 アドレスの表記を軽減するのに役立つ 1 つ目のルールとして、16 ビット セクションまたはヘクステットの先行ゼロは省略できます。 次に例を示します。
- 01AB は 1AB と表記できます。
- 09F0 は 9F0 と表記できます。
- 0A00 は A00 と表記できます。
- 00AB は AB と表記できます。
このルールは、先行ゼロにのみ適用され、後続ゼロには適用されません。後続ゼロに適用すると、アドレスが不明確になり、 たとえば、ヘクステット「ABC」を「0ABC」と解釈することも、「ABC0」と解釈することもできてしまいます。
図 1 ~ 8 に、先行ゼロを省略して IPv6 アドレスのサイズを軽減する例をいくつか示します。 どの例にも推奨される形式が併記されています。 先行ゼロを省略すると、すっきりとした表記になることが、どの例からもわかります。