固定リンクローカル アドレス

リンクローカル アドレスを手入力で設定すると、識別しやすく、覚えやすいアドレスを作成できます。

リンクローカル アドレスは、IPv6 グローバル ユニキャスト アドレスの作成で使用するインターフェイス コマンドと同じコマンドを使用して手入力で設定できます(追加パラメータが必要)。

Router(config-if)#ipv6 address link-local-address link-local

図 1 に、プレフィクスの範囲が FE80 ~ FEBF のリンクローカル アドレスを示します。 アドレスがこのヘクステット(16 ビット セグメント)から始まる場合、リンクローカル パラメータは、そのアドレスに従う必要があります。

図 2 に、ipv6 address interface コマンドを使用したリンクローカル アドレスの設定を示します。 リンクローカル アドレスに FE80:: 1 が使用されているので、ルータ R1 に属するアドレスとして容易に識別できます。 R1 のすべてのインターフェイスに同じ IPv6 リンクローカル アドレスが設定されています。 FE80:: 1 はリンクごとに固有であればよく、各リンクに設定できます。

R1 と同様、ルータ R2 には、そのすべてのインターフェイスに IPv6 リンクローカル アドレスとして FE80::2 が設定されます。