IPv6 マルチキャスト アドレスは、IPv4 マルチキャスト アドレスと同様です。 前にも説明したように、マルチキャスト アドレスは、1 つ以上の宛先(マルチキャスト グループ)に単一のパケットを送信するのに使用されます。 IPv6 マルチキャスト アドレスにはプレフィクス FF00::/8 があります。

:マルチキャスト アドレスとして使用できるのは宛先アドレスのみです。送信元アドレスをマルチキャスト アドレスとして使用することはできません。

IPv6 マルチキャスト アドレスには次の 2 種類があります。

割り当て済みマルチキャスト

割り当て済みマルチキャスト アドレスは、事前に定義されたデバイス グループ用に予約されているマルチキャスト アドレスです。 割り当て済みマルチキャスト アドレスは、単一のアドレスで、共通のプロトコルやサービスを実行するデバイスのグループに到達することを目的に使用されます。 割り当て済みマルチキャスト アドレスは、DHCPv6 などの特定のプロトコルに関するコンテキストで使用されます。

2 つの共通 IPv6 割り当て済みマルチキャスト グループには、次のものが含まれます。

IPv6 対応デバイスは、全ルータ マルチキャスト アドレスに ICMPv6 ルータ要求(RS)を送信します。 RS メッセージは、IPv6 ルータに RA メッセージを要求して、アドレス設定内のデバイスを支援します。