異なるネットワーク上のデバイス同士が通信するには、ルータが必要です。 ネットワーク上のデバイスは、自分の LAN に接続されているルータ インターフェイスをデフォルト ゲートウェイとして使用します。 リモート ネットワーク上のデバイスに宛てたトラフィックは、このルータによって処理され、宛先へ転送されます。 トラフィックがローカルかリモートかを判断するために、ルータはサブネット マスクを使用します。
サブネット化されたネットワーク空間でも、これとまったく同じ処理が行われます。 図に示したように、サブネット化によって 1 つのアドレス ブロックまたはネットワーク アドレスから複数の論理ネットワークが作成されます。 各サブネットは、独立したネットワーク空間として扱われます。 同じサブネット上のデバイスは、そのデバイスが属するサブネットに関連するアドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイを使用する必要があります。
ルータを使用せずにトラフィックをサブネット間で転送することはできません。 ルータ上の各インターフェイスは、そのルータ インターフェイスが接続されているネットワークまたはサブネットに属する IPv4 ホスト アドレスを持つ必要があります。