ネットワークの数とサイズの決定
次に、必要なサブネットの数と、各サブネットに必要なホスト アドレスの数を考えます。 このネットワーク トポロジは 5 つの LAN セグメントと 4 つのルータ間中間ネットワーク接続で構成されているため、9 個のサブネットが必要です。 最大のサブネットでは 40 台のホストが必要です。 アドレス計画を設計するときには、サブネット数とサブネットごとのホスト数の増加を予測する必要があります。
172.16.0.0/22 というネットワーク アドレスには、ホスト ビットが 10 ビットあります。 最大のサブネットでは 40 台のホストが必要なので、40 台のホストにアドレスを提供するために、ホスト ビットのうち少なくとも 6 ビットが必要になります。 これはホスト数の式 2^6 - 2 = 62 で決まります。 サブネットの割り当てに使用できるのは、ホスト ビットの最初の 4 ビットです。 サブネット数を決定する式を使用すると、2^4 = 16 で、これは 16 個のサブネットになります。 この例の中間ネットワークでは 9 個のサブネットが必要なので、これは要件を満たし、サブネット数をさらに増やすことも可能です。
4 ビットを借りると、新たなプレフィクス長は /26 で、サブネット マスクは 255.255.255.192 です。
図 1 に示すように、/26 のプレフィクス長を使用して、16 個のサブネット アドレスを決定できます。 アドレスのサブネット部だけを 1 ずつ増やします。 元の 22 ビットのネットワーク アドレスは変更できません。また、ホスト部のビットはすべて 0 になります。
注:サブネット部は 3 番目と 4 番目のオクテットにあるため、これらの値の一方または両方がサブネット アドレスによって変わります。
図 2 に示すように、元の 172.16.0.0/22 ネットワークは、ホスト ビットが 10 ビットの単一ネットワークで、ホストに割り当てられるアドレスが 1,022 個ありました。 ホスト ビットを 4 ビット借りることによって、16 個のサブネット(0000 ~ 1111)を作成できます。 各サブネットにはホスト ビットが 6 ビットあり、サブネットごとに 62 個のホスト アドレスが使用可能です。
図 3 に示すように、サブネットは LAN セグメントおよびルータ間接続に割り当てることができます。