VLSM のサブネットを使用すると、不必要に浪費することなく、LAN および WAN のセグメントをアドレス指定できます。
各 LAN のホストには、そのサブネットの範囲で有効なホスト アドレスと /27 マスクが割り当てられます。 4 台のルータのそれぞれに、/27 サブネットとの LAN インターフェイスが 1 つと、/30 サブネットとのシリアル インターフェイスが 1 つ以上あります。
ルータの LAN インターフェイスには、各サブネットの最初のホスト IPv4 アドレスが一般的なアドレス計画を使用して割り当てられます。 ルータの WAN インターフェイスには、IP アドレスと /30 サブネットのマスクが割り当てられます。
図 1 ~ 4 は各ルータのインターフェイス設定を示しています。
各サブネット上のホストは、そのサブネットのホスト アドレスの範囲にあるホスト IPv4 アドレスを持ち、適切なマスクを使用します。 ホストは、接続されているルータの LAN インターフェイスのアドレスをデフォルト ゲートウェイ アドレスとして使用します。
- A 棟のホスト(192.168.20.0/27)は、ルータのアドレス 192.168.20.1 をデフォルト ゲートウェイ アドレスとして使用します。
- B 棟のホスト(192.168.20.32/27)は、ルータのアドレス 192.168.20.33 をデフォルト ゲートウェイ アドレスとして使用します。
- C 棟のホスト(192.168.20.64/27)は、ルータのアドレス 192.168.20.65 をデフォルト ゲートウェイ アドレスとして使用します。
- D 棟のホスト(192.168.20.96/27)は、ルータのアドレス 192.168.20.97 をデフォルト ゲートウェイ アドレスとして使用します。