アドレス計画を遂行するには、さまざまなツールを使用できます。 その方法の 1 つが、VLSM チャートを使用して、どのアドレス ブロックが使用可能で、どのアドレス ブロックがすでに割り当てられているかを確認することです。 この方法を使用すると、すでに割り当てられているアドレスの重複割り当てを回避できます。 前の例のネットワークを使用し、VLSM チャートを使用してアドレス割り当てを計画してみましょう。

/27 サブネットの確認

図 1 に示すように、従来のサブネット化方式では、最初の 7 個のアドレス ブロックを LAN および WAN に割り当てました。 この方式では 8 個のサブネットが作成され、それぞれ使用可能なアドレスが 30 個ありました(/27)。 この方式は、LAN セグメントには適していますが、WAN セグメントでは多数のアドレスが無駄になります。

新しいネットワークのアドレス計画を設計するときには、無駄を最小限に抑え、未使用のアドレス ブロックが連続するように、アドレス ブロックを割り当てます。

VLSM のアドレス ブロックの割り当て

図 2 に示すように、アドレス空間をより効率的に使用するには、WAN リンクに対して /30 サブネットを作成します。 未使用のアドレス ブロックをまとめておくために、最後の /27 サブネットをさらにサブネット化して、/30 サブネットを作成しました。 最初の 3 個のサブネットは WAN リンクに割り当てました。

このようにアドレス計画を設計すると、未使用の /27 サブネットが 3 個と、未使用の /30 サブネットが 5 個残ります。